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大魔神が登場して想う [TV番組・映画]



自分が幼い頃に見て、強烈に記憶されている作品です。
それが「大魔神」という映画です。
日本の映画作品がカラーになって、しばらくしての品ですね。
映画界の隆盛に関して興味がある人は、調べてみると面白いかも?
時代がちょうど、NHK朝ドラ「ひよっこ」の頃に相当します。
 
特撮と合成で巨大な大魔神を演出しています。
人力と知恵で構成された画面です。
日本映画が力のある時代だから出来たと思えます。
同時期のゴジラやガメラよりも、経費を掛けているのが見て取れるのです。
人気が出たのはゴジラですし、継続性があるのはガメラです。
費用の割に、人気が出ない作品だったのでしょう。
 
ですが自分には一番印象の残る作品です。
それは時代劇で戦国絵巻に准えているからですね。
特撮忍者活劇の正反対の作品です。
物語も大魔神もユックリと動く必然性が見えています。

大きくて重いのですからユックリ動く。
けれど大きいから移動距離は見た目の数倍早い。
重いから木製の日本建築は粉々に砕かれるのです。

子供の頃に見て、動きが散漫だと落胆したものです。
ですが物凄く印象に残るのは、大魔神が魔人で神様だからです。
荒ぶる神は人知を超えた破壊力ですが、人を確実に見ています。
ゴジラやガメラは獣で、足元なんて気にしていないのです。

そして特撮もとことんリアルに拘っています。
屋敷のセットもハリボテではありません。
とても高価な材料と、匠の技で作られています。
砦は間違いなく再現された土塁と家屋だと、今になって理解できます。
そうした細部が最新式のデジタル放送で再認識できました。
録画して今日見て、驚いたのです。

それに脚本構成もエンタメとして素晴らしい構成です。
当時の日本剣劇よりも、ハリウッド形式を大いに取り込んでます。
起承転結でなくて3幕構成に近いです。
じゃっかん主人公が曖昧なのが、子供や大人にウケなかったところでしょう。
迷いがあったのだと思います。

もしかすると黒沢映画の「7人の侍」を意識して群像劇にしたかった?
そんな気がしています。
ちなみに自分は黒沢映画が好きではありません。
好き嫌いの感情で判断しています。

昭和40年前後の日本映画を見直して見るべきだ。
そう思いました。
当時の展開は15分で大転換していますね。
時計を見て確認した流れです。
現代だと10分で大転換して流れて行きます。
その辺りは、時代性を感じます。

一作品が80分なのも素晴らしいですね。
一気に駆け抜けて行くので、怠い場面を作らなくて良いのです。
でも民放で再放映すると尺が足りません。
90分が理想的です。
先日に見直した映画「リング」は90分でしたからね。
 
ヒット作品を見直して、勉強の材料にしたいものです。
自作に展開を取り入れて、栄養にしたい。
きっと自力が付いて、良作を書けるかも?
 



 
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